★★★(合掌礼拝)
恭しくみほとけを礼拝し奉る

(懺悔)
無始よりこのかた貪瞋癡(とん、じん、ち)の煩悩に
まつわれて、身と口と意(こころ)とに造るところの
もろもろのつみとがを、みなことごとく懺悔し奉る

我昔所造諸悪業
皆由無始貪瞋痴
従身口意之所生
一切我今皆懴悔


(三帰)
この身今生(こんじょう)より未来際をつくすまで
深く三宝に帰依したてまつらん

弟子某甲  盡未来際
帰依佛 帰依法 帰依僧 


(三竟)
この身今生(こんじょう)より未来際をつくすまで
深く三宝に帰依したてまつり 
とこしなえにかわることなからん

弟子某甲   盡未来際 
帰依佛竟    帰依法竟
帰依僧竟


(十善戒)
この身今生より未来際をつくすまで
十善のみおしえを守り奉らん

弟子某甲   尽未来際
不殺生 不偸盗 不邪淫
不妄語 不綺語 不悪口

不両舌 不慳貪 不瞋恚 
不邪見


 ☆ (発菩提心)  三返
白浄 の信心を発(おこ)して無上の菩提を求む
願わくは自他もろともに仏の道を悟り
生死(しょうじ)の海を渡り
すみやかに解脱の彼岸に到らん

おんぼうぢしった ぼだはだやみ

☆三摩耶戒(さんまやかい)三返
われらはみほとけの子なりひとえに如来大悲の本誓(ほんぜい)を
仰いで不二(ふに)の浄信に安住し菩薩利他の
行業(ぎょうごう)を励みて法身(みほとけ)の慧命(いのち)を
相続し奉らん

おん さんまや さとばん            

開経偈(かいきょうげ)
無上甚深微妙 の法は 百千万劫 にも遭い遇うこと かたし
われいま 見聞 し受持 することを得たり 
願わくは 如来の真実義を 解 したてまつらん

無上甚深 微妙法
百千万劫 難遭遇
我今見聞 得受持
願解如来 真実義


般若心経     一巻
般若心経は仏教の精要 蜜蔵の肝心なり このゆえに誦持講供
すれば苦を抜き楽を与え
 修習思惟(しゅじゅうしゆい)すれば
道(どう)を得、通を起こす まことにこれ 
世間の闇を照らす明燈(みょうとう)にして
生死(しょうじ)の海を渡す船筏なり 深く鑚仰(さんごう)し至心に
読誦したてまつる


仏説・摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、
照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。
色不異空、空不異色、色即是空、
空即是色。受・想・行・識亦復如是。
舎利子。是諸法空相、不生不滅、
不垢不浄、不増不減。是故空中、
無色、無受・想・行・識、
無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。
無眼界、乃至、無意識界。無無明・亦無無明尽、
乃至、無老死、亦無老死尽。
無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、
菩提薩た 依般若波羅蜜多故、心無圭礙、
無圭礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、
究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、
得阿耨多羅三藐三菩提。
故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、
是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。
故説、般若波羅蜜多呪。即説呪曰、
羯諦羯諦、波羅羯諦、
波羅僧羯諦、菩提薩婆訶。般若心経


舎利礼  (72文字)
一心頂礼。万徳円満。釈迦如来。
真身舎利。本地法身。法界塔婆。
我等礼敬。為我現身。入我我入。
仏加持故。我証菩提。以仏神力。
利益衆生。発菩提心。修菩薩行。
同入円寂。平等大智。今将頂礼。

    

    十句観音経
観世音。南無仏。 (観世音菩薩に帰依します)
与仏有因。与仏有縁。 (我々にも仏と同じ因果の法則があり、また                               縁でつながっています)
仏法相縁。常楽我浄。 (仏と法の縁によって、私たちは常に
                             心を清らかにし、楽しく過ごせます)
朝念観世音。暮念観世音。 (朝にも夕べにも観世音菩薩を
                                     念じます)
念念従心起。念念不離心。 (この念は仏心から起こり、
                                        また心を離れません)

☆(十三仏真言)
不動明王 御真言
のうまくさんまんだ、ばざらだん、
せんだん、まかろしゃだ、そわたや、
うんたらた、かんまん

釈迦如来
御真言
のうまくさんまんだ、ぼだなん、ばく

文殊菩薩
御真言
おん あらはしゃのう

普賢菩薩 御真言
おん、さんまや、さとばん

地蔵菩薩 御真言
おん、かかか、びさんまえい、そわか

弥勒菩薩
御真言
おん、まいたたれいや、そわか
薬師如来 御真言
おん、ころころ、せんだり、
まとうぎ、そわか

観世音菩薩 御真言
おん、あろりきゃ、そわか
勢至菩薩 御真言
おん、さん、ざん、さく、そわか
阿弥陀如来 御真言
おん、あみりた、ていぜい、からうん
阿しゅく如来 御真言
おん、あきしゅびや、うん
大日如来 御真言
おん、あびらうんけん、
          ばざらだどばん

虚空蔵菩薩 御真言
のうぼう、あきゃしゃ、ぎゃらばや、
おんあり、きゃまり、ぼり、そわか


☆光明真言(こうみょうしんごん)七返
となえたてまつる光明真言は大日普門の万徳を二十三字に摂(あつ)めたり
おのれを空しゅうして一心にとなえ奉ればみほとけの光明に照らされて
 三妄(まよい)の霧おのずからはれ 浄心の玉明らかにして
真如の月まどかならん

おん あぼきゃ べいろしゃのう 
まかぼだら まに はんどま 
じんばら はらばりたや うん

(ご宝号) 三返
高野の山に身をとどめ救いのみ手を垂れ給う
 おしえのみおやに帰依したてまつる 願わくは無明長夜(むみょうじょうや)の
闇路をてらし 二仏中間(ちゅうげん)の 我等を導きたまえ

南無大師遍照金剛
       追善回向   戒名 読み上げ
        
☆ (祈願分)
  至心発願 天長地久 即身成佛    
   蜜巌国土 風雨順時 五穀豊ジョウ 
  万邦協和 諸人快楽 乃至法界
  平等利益


☆ (回向)
願わくば此の功徳(くどく)を以って、普(あまね)く一切(いっさい)に及ぼし、
我れ等と衆生(しゅじょう)と、皆(みな)共に仏道を成(じょう)ぜん

願以此功徳  (がんにしくどく)
普及於一切  (ふぎゅうおいっさい)
我等與衆生  (がとうよしゅじょう)
皆共成佛道  (かいぐじょうぶつどう)

合掌礼拝(三礼)  

★★★
日本国民は、正当に選挙された国会における
代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫
のために、諸国民との協和による成果と、わが
国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を
確保し、政府の行為によつて再び戦争の
惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
ここに主権が
国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
 そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるもの
であつて、その権威は国民に由来し、その権力は
国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民が
これを享受する。これは人類普遍の原理であり、
この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び
詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の
関係を支配する
崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛
する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの
安全と生存を保持しようと決意した。われらは、
平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から
永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、
全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに
専念して 他国を無視してはならないのであつて、
政治道徳の法則は 普遍的なものであり、
この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と
対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ全力をあげてこの
崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
                 
 (昭和21年11月3日憲法)

★★★
教育勅語
朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニコヲ樹ツルコト深厚ナリ 我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シコ器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン
斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其コヲ一ニセンコトヲ庶幾フ


明治二十三年十月三十日
 
 御名御璽